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お腹に命が宿る時、きっと、誰しもが、自然な形でのお産を望むその一方で、
”4人に1人が帝王切開(予定・緊急)で出産している”こと、これが現実です。
全国平均で出産数の27%が帝王切開。

 

「でも・・・例え、そうなったとしても、帝王切開術対応のクリニックを選べば大丈夫!」

 

そう思われているあなたに、一つ、知っていていただきたいことがございます。
予定帝王切開は出来ても緊急帝王切開は出来ないというのでは全く意味がありません。

 

緊急時のお産は一分、一秒が勝負です。自院対応出来ず、近隣の医療機関に助けを乞う結果、リスクが刻々と高まっていきます。受け入れ先を探すのにはとても時間が掛かり、さらに救急車が到着するまでのタイムラグで重大なリスクを引き起こしかねないのです。このタイムラグが赤ちゃんとお母さんの予後に大きく関係します。

 

産科救急は、発症してから対応するまでの時間をどれだけ短くするかが勝負なのです。何もリスクが無いと思っている患者さんの中から突然発症したものが、一番重症化する可能性が高いのです。

 

当院では、”分娩の目的の受診をお断りさせていただく基準”をどこにも表記しておりません。”緊急であっても、全て自院で対応できる医療機関でありたい”という強い心情から、日々スタッフは緊急対応が要求される現場で研鑽を積み高いスキルと意識を持って臨んでおります。リスクマネジメントも常に考えております。

 

ドクターが1人しかいなくては帝王切開はできません。最低でも2人必要です。
なので、夜勤帯のドクターも複数体制をとっています。看護スタッフも、お産を見張る助産師のほかに、手術対応のできる看護師と両方が必ず当直にあたっています。これにより、患者様の突然の”まさか”の事態に備えています。

 

緊急時であっても、院長の的確な指揮の下、看護師・助産師達はすみやかに対応をしております。その日々の積み重ねこそが、”患者様をお支えする真の力となる”と私共は、信じているのです。