お産は医療である。
私たちは医療レベルで選ばれるクリニックでありたい。
妊娠したら100%無事に出産できる、と思い込んでいませんか。
あなたは出産に伴うリスク、知っていますか。
「お産は病気ではない、だから本当は病気よりこわい」と言われてきたのをご存じですか?お産の約2割強が帝王切開であり、予測できない緊急の帝王切開がその半分の約1割なんです。何でもないと思っていたお産においても約25%に何らかの医療介入が必要とされています。命に関わることがお産の時に10人に1人は起こっている事実、あなたは知っていますか。産婦人科選びの基準、見誤っていませんか。
選ぶ基準は、建物の新しさ?
医師や助産師・看護師の見かけのやさしさ?
お産は救急医療に変化する可能性がある医療です。何でもない、と思っていたのに急に命に関わることにつながる場合があるのがお産です。命にかかわることがおこってしまったら、速やかに救急対応できるかが、予後を決めます。何か起こったら高次施設に紹介すると言うのでは、その時間のタイムラグ(受け入れ先を探す時間、搬送に要する時間と搬送中のリスク)が予後を不良にしてしまいます。人生は1回しかありません。安心して出産を任せられる医師や助産師・看護師がいて、その場で救急に対応できるノウハウを持っているか、を産婦人科を選ぶ基準の最優先にしませんか。
お産をする病院の医師が、どれだけのスキルと実績が
あるか知っていますか。
お産をする医療機関の医師がどれだけのスキルと実績が あるかを 知ることが、お産の命綱となります。
当院は、常に突発的な変化や予想外の事象に対応を迫られる、ということを基本として想定し、診療を行っています。月に何人かは、「小川クリニックでなければ助からなかった」「小川クリニックで良かった」と言ってもらえることが当院の誇りです。医療機関に医師が何人いるかではなく緊急対応できる医師が1人いるかどうかが、その医療機関の医療レベルに直結しています。当院院長は、日本医科大学付属病院で、産科の※三次、四次救急に携わっていた実績をもって、今の開院に至っています。また、日本母体救命システム普及協議会のインストラクターでもあります。初期対応が的確に速やかに行われることにより、重症に至らせないことです。よって、当院では分娩時の高次施設への搬送はほとんどありません。
※一、二次救急では対応できないもっと重篤な三次、四次患者を最後の砦として、対応する救急医療です。
危険を速やかに察知し、緊急を自院で対応してきた当院が思う
”物”ではないサービスとは・・・
近年、産科におけるサービスが、物へ走る風潮
ではないかと 心配しております。
「ホテルのようなお部屋」、「プレゼント」、「割引き」など、
SNSで話題が集まりやすいもので患者様をあの手この手で
呼び込もうとする 産科クリニック、少なくないです。
長年、お産の現場で命に真摯に向き合ってきた当院としては、
(お節介かもしれないと思いつつも… 言わずにはいられないのです・・・)
本来、産科のサービスとは
正しい医療を行い、正しいことを患者様に伝え、緊急の場合であっても自院で
対処することができる医師の腕の良さだと思うのです。
当院は、開院当初から変わらぬ想い”お産は命がけ”を念頭に、医師と、充分な看護師&助産師で
強力なチームを組み、誰一人として変わらぬ特別な命と丁寧に関わっています。
また、受付、アメニティー係、栄養課、ドライバー等、当院を構成するスタッフたちも”本当のサービスとは?”を常に考え、日々、向上する努力をしています。
見せかけのやさしさに傾倒しつつある産科業界を変えていく必要があると、少数派のご意見番
として、ここから、警鐘を鳴らしたいと思います。命の場には、いつだって、うわべではない
”血の通った本音”が流れているのです。
子育ては、自分育て
赤ちゃんを産み、育てる原点は、実は、お腹に命を宿した時から
始まっているのです。
「十月十日、命と向き合う泣いたり、笑ったりの時間だった。周りに厳しいことも言われて、戸惑ったこともあったけど、ゆっくり、しっかりと母になっていった。あなたのために強くなれた月日だったのよ。」
と伝えられたら素敵ですね。
物に満たされず、情報に右往左往せず、人として、成長してゆくためのステップアップと、妊婦期間を
据え、産科クリニックを選んでほしいものです。