漫画でみる大切な妊娠・出産の知識Q&A Mom support






【Vol.2】胎動ってなんでしょう?その疑問とフシギ (No.2)☆彡横浜戸塚から発信
無料 メッセージ公開中
横浜・戸塚の産婦人科・小川クリニックから
妊婦さんへ 知識のプレゼント
~当院の60年に渡り培われた妊娠・出産の経験を元に、 スムーズなお産(安産)はどうすればできるかを
わかりやすくお伝えします。 すぐにでもタメになる内容が盛り沢山です!~
子宮内に着床した単細胞の受精卵から始まり胎児は妊娠週数が進むにつれて、どんどん成長し、体の形も驚くほど変化します。つまり、地球上に単細胞の生物が現れてから、現在の私たち人間になるまでの38億年とも言われる進化の歴史を子宮内での280日間でたどるのです。
胎動は、胎児の体がどのような形態になっているか、さらには脳や神経の発達段階によっても変わってきます。つまり、胎児の動きは、脳の神経の発達と体の形態の発育のバランスによって変化していくのです。また、子宮の中の環境や胎児の位置、元気さなどのよっても違ってきます。小川クリニックでは、大きさだけでなく胎児が週数にあった動きをしているかどうかをチェックし、胎児の元気さを診断しています。
超音波検査で胎児が動くのを確認できるようになるのは8週くらいからです。
このころは頭と胴体の間のくびれができ始めた時期で、全身の曲げ伸ばしが可能になると考えられます。12週ころからは手足の骨格が形成され形になるので、手足の上下運動ができるようになり、15~16週には頭、胴体、手足の主要な関節が形成されだし、手足の曲げ伸ばしと体の軸となる胸部、腹部を中心とした体全体の動きも見られるようになります。
「妊娠週数11週前半の胎児」
左は、普通の超音波画像の写真(2D)です。頭部と体幹の曲げ伸ばしをしていることが動画だとよくわかります。右は、同じ胎児の立体画像動画(4D)を静止させて撮った立体画像写真(3D)です。動画だと写真に写っている短い手足を一生懸命動かしているのもよくわかります。
※内容は、これまで発表した学術論文や妊婦さん向けの雑誌などに執筆した元原稿からまとめました。